料理の飾りつけとして、使用されるレモン。
実は、レモンはとても栄養価が高く、健康にいいことを知っていましたか?
今回の記事では、
・レモンに含まれる栄養素
・レモンの効果
について解説していきます。
レモンに含まれる栄養素とは
【レモン可食部100グラムあたり】
エネルギー:42kcak
水分:85.3g
タンパク質:0.9g
炭水化物:12.5g
脂質:0.7g
カリウム:130mg
カルシウム:67mg
鉄:0.2g
ビタミンB1:0.07g
ビタミンB2:0.07g
ナイアシン当量:0.4g
ビタミンB6:0.08g
パントテン酸:0.39g
ビタミンC:100mg
食物繊維総量:4.9g
クエン酸:3g
(日本食品標準成分表2020年版より)
以上がレモンの栄養成分表です。
コンビニなどで売られている飲料水の中に”レモン〇個分のビタミンCを配合!”というキャッチコピーをよく見られます。
上記の表より、レモンには豊富なビタミンCが含まれていることが分かりますね。
レモンに含まれる体に良いとされる成分5選
①ビタミンC
レモンの可食部には100g当たり100mgのビタミンCが含まれています。
成人の場合、1日のビタミンC推奨量は100mgと設定されています。
ゆえに、100gのレモンを食べると1日に必要なビタミンCを得ることが可能です。
ビタミンCは、主に
・コラーゲンの生成
・免疫力の向上
・ステロイドホルモンの生成
などの効果を発揮します。
②クエン酸
レモンの可食部には100g当たり3gのクエン酸が含まれています。
クエン酸はみかん・グレープフルーツにも多く含まれており、酸味を引き出します。
ゆえに、レモンの酸っぱさは、このクエン酸が原因です。
クエン酸は細胞内のエネルギー代謝で中心的な枠割を担う他にも、
・疲労回復, 筋肉痛の防止
・血液の酸性化を抑制, 血流改善
・ミネラル吸収の促進
などの効果も合わせ持っています。
③ポリフェノール
レモンは、
・エリアシトリン
・ヘスペリジン
といったポリフェノール類を含んでいます。
ポリフェノール類はコーヒーやチョコレートにも多く含まれる成分であり、いまとても注目されている栄養素となっています。
その理由がポリフェノールが持つ抗酸化作用です。
抗酸化作用については後ほど詳しく解説しますね。
④カリウム
レモンの可食部には100g当たり130mgのカリウムが含まれています。
カリウムはミネラルの一種で、身体に不可欠な成分です。
カリウム不足になってしまうと、筋力が低下します。
さらに不足が酷くなると、筋肉のけいれんや麻痺が起きてしまいます。
カリウムは、主に体内で
・血圧を下げる
・筋肉や心筋の活動を正常に保つ
・便秘の改善
などの効果を発揮します。
⑤食物繊維
レモンの可食部には100g当たり4.9gの食物繊維が含まれています。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。
レモンはこの両種類の食物繊維を含んでいますが、特に多く含まれているのは不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は、文字通り体内で水に溶けず、
・腸の蠕動運動の促進
・便秘の改善
などの効果を発揮します。
レモンの健康効果4選
①美肌効果
レモンを食べるとお肌がキレイになります。
この効果はレモンに含まれる、
・ビタミンC
・β - カロテン
によるものです。
先ほども紹介したように、ビタミンCは体内でお肌に大切なコラーゲンを生成する際に必要とされます。
また、ビタミンCはメラニンの生成を抑えてくれます。
メラニンとは、皮膚や髪に含まれる色素であり、シミを作る原因として知られています。
ゆえに、レモンのビタミンCによって、お肌にシミができることが防げるでしょう。
β - カロテンには、皮膚や粘膜を健康にする働きがあります。
よって、肌が持っている保湿因子が増やし、肌にうるおいと張りを与えてくれるのです。
②疲労回復
レモンを食べると疲労が回復します。
この効果はレモンに含まれる、クエン酸によるものです。
クエン酸はキレート作用を持っています。
キレート作用とは、身体の疲れの原因である疲労物質・乳酸の分解を促します。
ある研究によると、レモンに含まれるクエン酸を8日間連続で摂取したところ、有意に
・被験者の主観による疲労感が下がる
・パフォーマンス力が上がる
などの効果が確認されました。
このことから、レモンを食べると疲労回復が期待できることが分かりますね。
③血圧を下げる
高血圧が起こる原因として塩分の取りすぎが上げられます。
そして、レモンに多く含まれているカリウムは、体内から余分な塩分を排出してくれます。
また、レモンは年中簡単に手に入れることができるフルーツで、和食にも洋食にも合いますよね。
よって、様々な家庭料理に、酸味の効いたレモン果汁を入れることで、少ない塩分の食事にも満足できるようになるのです。
④抗酸化作用
レモンに含まれるポリフェノール類は抗酸化作用が期待されます。
普段私達たちは呼吸によって、体内に酸素を取り入れていますよね。
この時、取り込んだ酸素の一部は、途中で活性酸素に変身し、体内の細胞の酸化してしまうのです。
活性酸素によって、細胞が酸化することにより、
・老化
・ガン
・シミ
などの、体内で悪影響が誘発されます。
しかし、レモンに含まれるポリフェノールは体内で生成された活性酸素を除去してくれる。
つまり、アンチエイジングやガンの予防に繋がるのです。
レモンのおすすめな季節とは
レモンは、
・インド
・メキシコ
・中国
などから、一年中輸入されています。
したがって、日本では、レモンをいつでも入手できることから、旬な季節は特にありません。
国産のレモンは10月~3月に収穫され、旬は冬となっています。
よって、国産のレモンがおすすめな季節は冬です。
6月頃までは貯蔵されていた国産レモンが市場に出回りますが、7月~9月の間は国産レモンをほとんど見れないでしょう。
レモンを効率よく摂取できる方法3選
前述した内容から、レモンが身体に良いことが分かりました。
しかし、日常生活の中で、たくさんのレモンを取ることは難しいですよね。
そこで、ここからは効率よくレモンを摂取できる方法を3つ紹介していきます。
①レモン水
レモン水では、とても簡単かつ手早くレモンを摂取することができます。
【レモン水の作り方】
①コップに200mlの水を入れる
②果実絞り器で1/2のレモンを絞る
③レモン果汁を水の中にいれて混ぜる
特に、レモン水は朝に飲むことがオススメです。
睡眠中に失われた水分を補給することができますし、レモンの酸味ですっきりと目覚めることができます。
②はちみつレモン
はちみつレモンでは、レモンを皮ごと食べることができます。
実は、レモンの皮は果汁に比べて、ビタミンC・カリウム。β - カロテンが約10倍も含まれています。
つまり、レモンの皮はとても高栄養なのです。
【はちみつレモンの作り方】
①レモンを薄く切る
②煮沸消毒した瓶にはちみつをレモンを入れる
③一週間冷蔵庫で寝かせる
③レモンジュース
レモンジュースは、おいしくレモン果汁を取ることができます。
しかし、レモンジュースの中には、
・砂糖
・保存料
・着色料
がたくさん含まれているジュースがよく見られます。
そこでオススメな商品が、野菜.comオンラインショップで販売しているレモン果汁100%です。
【有機JAS認証】レモン果汁100% 1000ml
本商品は瀬戸内海で取れたレモンをそのまま絞った100%果汁であり、香料・着色料・保存上・甘味料をいっさい使用していません。
水や炭酸水・酒類で割ったり、お好みでお砂糖やはちみつを入れることで美味しく召し上がることができます。
まとめ
レモンには様々な健康にいい栄養素が含まれており、とてもお勧めのフルーツとなっています。
また、レモンは日常生活からは、なかなか摂取しづらいのですが、
・レモン水
・はちみつレモン
・レモンジュース
などによって、簡単に取ることができるでしょう。
野菜.comオンラインショップには、他にも、
・パウダー
・ジャム
などの、レモンを使った商品を取り扱っています。
【有機JAS認証果実使用】レモンパウダー
この商品は、料理(鶏肉料理など)の調味料や、ジャムや、バター、紅茶や青汁などと一緒に召し上がることができます。
【栽培期間中農薬不使用】レモンジャム【2個セット】
この商品は、1つずつ手摘みされたレモンを、丁寧に手作業でジャムにしております。パン屋ヨーグルトにのせる、もしくは紅茶に入れてレモンティーにして召し上がることができます。
どちらの商品も瀬戸内海に浮かぶ島で無農薬で栽培されたレモンを使用しています。
ぜひ、一度ご賞味ください。