デコポンと不知火。よく似ているけど、何が違うの?!両者の違いを解説します!

 

冬から春先にかけて店頭にならび始める柑橘類。

 

ひとくちに柑橘類といっても、色や形などさまざまなものがあります。

 

その中でも、特に、上部にコブがありインパクトある見た目をしているのが「不知火(しらぬい)」

 

「デコポン」といった方が聞きなじみがあるかもしれません。

 

呼び名は異なりますが、不知火とデコポンは同じ果実のことを指します。

 

今回は、そんな「不知火」と「デコポン」の違いや、特徴、おいしい果実を選ぶポイントなどを分かりやすく紹介していきます。

 

ぜひ、購入する際の参考にしてみてください。

 

不知火(しらぬい)とは?

デコポン 不知火 違い

 

現在は、熊本県を中心に栽培されている「不知火」ですが、もともとは、1972年に長崎県南島原で生まれました。

 

清見オレンジと中野ポンカン3号という品種を交配させたもので、その後、熊本県宇土郡不知火町(現:宇城市)で栽培されるようになりました。

 

「不知火」という品種名は、当時の栽培地から名づけられたようです。

 

生産当初は、育てにくく、ごつごつとした見た目が良くないとの理由から品種登録されませんでした。

 

しかし、収穫したばかりで酸味の強かった果実をしばらく放置し、改めて食べてみると糖度が増していることが分かり、そこから本格的に生産されるようになりました。

 

熊本県を中心とした九州各地、愛媛県、和歌山県、静岡県などの日本各地のみならず、韓国の済州島でも栽培されています。

 

また、近年では、アメリカでも栽培が行われているようです。

 

ヘタの出っ張りが、力士の髷(まげ)に似ていることから、「スモウシトラス」と名づけられ、主にカルフォルニアで生産されています。

 

 

不知火とデコポンの違い

見た目がそっくりな両者。

 

何か違いがあるの?と疑問に思いますよね。

 

実は、不知火もデコポンも品種としては同じものなのです。

 

不知火の中でも、糖度13度以上、酸度1.0以下などの条件をクリアしたもののことを「デコポン」と言います。

 

この基準は、全国で統一されており、さらに全国のJAから出荷されたもののみが「デコポン」と名乗ることができます。

不知火の特徴

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日本で生まれ糖度が高く、果汁もたっぷりで味も濃厚。

 

一番おいしく食べれる旬の時期は、3月下旬から4月頃。

 

ハウス栽培のものは12月頃から、露地物は2月中旬頃からお店に並び始めます。

 

追熟されたものは5月頃まで市場に出回っているので、地域やその年の気候によっては長く楽しめますね。

 

不知火の外皮は、普通のみかんよりやや厚めですが、手で剥いて食べることができるのも特徴の一つです。

1個あたりの重さは、200~280gで、薄皮ごと食べることができます。

 

収穫直後は酸味が強いですが、収穫後、7日~20日程、貯蔵することで酸味が抜け、甘さの際立った果実になります。

 

柑橘類の中でも、ビタミンが多く含まれており、特にビタミンCは、みかんの1.6倍とも言われています。

 

おいしい不知火を選ぶポイント

①形

形の美しさは、あまり気にしなくて大丈夫ですが、皮にハリのあるものを選びましょう。

表面の色は、濃いものをチョイス。

ヘタの部分に青みが残っているものは、新鮮で味もよいです。

また、不知火の中には、コブのないものもありますが、コブの有無によって味に変わりはありません。

 

②手に取ってみて

ずっしりと重みのあるものを選びましょう。

 

重いものは、果実に水分がよくふくまれているので、みずみずしさを楽しめます。

 

不知火の外皮は、手で剥けるくらいの柔らかさですが、剥きにくいなと感じたときは、コブに包丁で切り目を入れると剥きやすくなります。

 

柑橘類は、基本的に皮を剥いてそのまま食べるのがオススメですが、ジュースやジャムなどに加工して食べるのも、濃厚な味をより感じることができますよ。

 

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不知火は、表面が凸凹しているため、傷がつきやすい果実です。

 

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