はっさくと甘夏は何が違うの?見た目の見分け方や味の違いを解説

 

「はっさくと甘夏は何が違うの?」

 

一見よく似ているため、その違いに目を向けたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

この記事では、はっさくと甘夏を比べながら、

 

・どう見分けたらよいのか

・味や食感はどのように違うのか

 

などの違いを詳しく説明していきます。

購入する際にぜひ参考にしてみてください。

 

はっさくと甘夏の違いとは

甘夏 はっさく 違い

一見するだけだと見分けづらい、はっさくと甘夏。

結論からお伝えすると、「見た目」「食感」「流通時期」で見分けることができます。

 

詳しくは後述しますが、表皮がつるんとしていて、触ると固めなものがはっさく。

表皮がでこぼこしていて、触ると少し柔らかさを感じるものが甘夏と覚えておくとわかりやすいです。

 

サイズや色にも少し違いがあり、甘夏を一回り小さくし濃い表皮をしているのがはっさくです。

 

その皮の硬さは食感にも影響し、はっさくの方が歯ごたえがあり、サクサクしています。

一方で甘夏は、ジューシーで柔らかく、果肉がプチプチと弾けるような食感がします。

 甘夏 はっさく 違い

 

それぞれの流通時期にも違いがあり、1月〜4月頃に出回るのがはっさく。

3月〜6月頃に出回るのが甘夏です。

重なる部分はありながらも、2ヶ月ほどの違いがあります。

 

流通時期では少し見分けづらいかもしれませんが、サイズや柔らかさなどを見比べることで、その違いがよりよくわかります。

 

続いては、はっさくと甘夏の特徴や見分け方を詳しく解説していきます。

 

 

はっさくとは

甘夏 はっさく 違い

はっさくは漢字で書くと「八朔」。

 

江戸時代末期に広島県で発見された文旦の系統と考えられている雑柑です。

正確な起源は不明ですが、広島県のお寺で発見されました。

このように広島での歴史が長いはっさくですが、現在日本で出回っているはっさくの7割近くが和歌山県産です。

 

1月下旬〜4月下旬が食べごろとされ、市場に出回ります。

 

「はっさく」という名前がついたのは、明治時代になってからで、ある住職が「八朔(8/1)には食べられる」と言ったことから名付けられたとされています。

 

しかし、旧暦の8月1日は現代でいう8月下旬〜9月上旬のため、現代で食べるとするならば、食用に適さない時期となっています。

 

 

はっさくの特徴

甘夏 はっさく 違い

はっさくは12月ごろに収穫が始まりますが、涼しい貯蔵庫で1〜2ヵ月寝かせて少し酸味を抜いてから、通常出荷します。

果実の重さは300〜400gほどで、皮はつるんとしており、じょうのう(薄皮)ともに厚みがあります。人の手では少し剥きづらいため、ナイフを使うのがオススメです。

 

水分が少なく、果肉の粒がとてもしっかりしています。上品な甘さに、独特の苦味が特徴的です。

 

甘夏とは

甘夏 はっさく 違い

春頃にかけて、スイーツ、ジャムなどの加工品やそのままでも食べられることが多い甘夏。

 

甘夏は昭和10年ごろ大分県で普通に夏みかんとして栽培されている木から発見された突然変異の蜜柑。

 

流通する時期は2月から6月下旬で、はっさくより少し遅めに出回ります。

 

夏みかんよりも酸味が少ないことから「甘夏」と呼ばれていますが、正式名称は「川野夏橙(カワノナツダイダイ)」です。

 

 

甘夏の特徴

甘夏 はっさく 違い

甘夏ははっさくに比べて甘みが強く、食べやすいのが特徴。

はっさくより酸度が高いですが、香りがよく、さわやかな甘酸っぱさが楽しめます。

 

甘夏は凸凹した皮が特徴で、はっさくと同じく、皮とじょうのう(薄皮)に厚みがあるため、そのままでは食べられません。

 

甘夏は300〜500gで、はっさくと比較すると少し大きく、約100gの比重差があります。

果肉の粒が大きめで、プチプチとした食感です。苦味も感じられるものの、甘みも強いため、お子様にも人気のフルーツです。

この独特の苦みは、爽やかな初夏の果物として根強い人気があります。

 

 

はっさくと甘夏の見分け方

甘夏 はっさく 違い

2つを見分けるポイントは

 

  1. 表皮の凹凸
  2. サイズ感
  3. 食感
  4. 流通する時期

 

1と2をまとめた「見た目」「食感」「流通する時期」の点から見分けていきます。

 

見た目の違い

写真にするとわかりにくいですが、はっさくは表皮がつるんしている一方で、甘夏は少し凹凸があります。加えて表皮の色もはっさくの方が濃いのです。

 

次にサイズ感ですが、はっさくと甘夏には100gの重量比があり、はっさくの方が少し小ぶりです。

 

はっさくと甘夏の食感の違い

大きく違うのはその食感。甘夏はジューシーで果肉がプチプチとした食感です。

一方はっさくは、柑橘には珍しく歯ごたえがあり、サクサクした食感です。

 

この違いはその水分量にあります。

甘夏 はっさく 違い

はっさくは水分が少なく、実自体も固いです。そのため、パサパサしやすいのですが、この固さが爽やかさを生み出しています。

 

甘夏はかなり水分量が多く、果汁たっぷりの果実です。そのため実も柔らかく、食べやすいフルーツとされています。

 

流通の時期の違い

はっさくと甘夏は、木で熟成するか収穫後に低温でしばらく寝かせて、甘みを引き出してからから出荷します。

 

はっさくの食べごろは1月〜4月ごろ

甘夏は、2月〜6月ごろです。

収穫時期の違いから、2ヶ月ほどはっさくの出荷が早くなっています。

 

それぞれ流通する時期が少しずれているので、1月2月に手に入ったものははっさく、5月6月ごろは甘夏とわかります。

 

重なっている時期の選定方法は、上記2点の方法で見極めてお選びください。

 

 

まとめ

はっさくと甘夏は一見同じように見えますが、細部に目を向ければその違いが見えてきます。

 

【見た目の違い】

はっさく:表皮がつるんとしていて、固め。少し小ぶり

甘夏:表皮に凹凸があり、柔らかめ。色が薄い

 

【食感の違い】

はっさく:歯ごたえがあり、サクサク

甘夏:ジューシーで、プチプチ

 

【流通時期の違い】

はっさく:1月〜4月ごろ

甘夏:2月〜6月ごろ

 

どちらもそれぞれの良さがあり、さっぱりしたいときははっさく、ジューシーなフルーツを食べたいときは甘夏、とシチュエーション別で食べ分けるのもオススメです。

 

はっさくや甘夏は、食べるには少し手間がかかってしまうフルーツですが、ドライフルーツやジュースなどであれば、手軽にその魅力を味わえます。

 

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