夏みかんと甘夏は何が違うの?見た目の見分け方や味の違いを解説

 

見た目はほぼ同じ夏みかんと甘夏。

 

「夏みかんと甘夏は何が違うの?」

とスーパーなどで考えた方もいるのではないでしょうか。

 

・なぜ同じ見た目なのか

・味はどのように違うのか

 

この記事では、夏みかんと甘夏の違いを詳しく説明しています。

購入する際にぜひ参考にしてみてください。

 

夏みかんと甘夏の違いとは

甘夏 夏みかん 違い

 

見た目ではほぼ違いがわからない、夏みかんと甘夏。

結論からお伝えすると、「味」と「流通する時期」で見分けます。

 

詳しくは後述しますが、2月3月の春頃に出回るのが甘夏。

6月7月の初夏に出回るのが夏みかんと覚えておくとわかりやすいです。

 

味については、夏みかんの方が酸味が強く、甘夏の方が甘酸っぱい味わいので、実際に食べてみるとわかりやすいでしょう。

夏みかんと甘夏の見た目が似ている理由は、甘夏はもともと夏みかんから生まれた品種だったから。

見た目ではほとんど見分けは付きませんが、流通する時期と味が少しずつ違ってきます。

 

それぞれ食べ比べて、自分の好みの物を探すのも楽しそうですね。

続いて、順番に夏みかんと甘夏の特徴や見分け方を解説していきます。

 

夏みかんとは

甘夏 夏みかん 違い

山口県の特産として有名な「夏みかん」。

夏みかんは甘夏と何が違うのでしょうか。

 

夏みかんは、1700年頃の山口県で発見されたブンタンの血統を引く大果柑橘

山口県長門市の海岸に漂着した柑橘の種子をまいて育てたのが起源といわれています。

 

流通する時期は、4月~7月にかけて出回ります。

名前の通り夏に味わえる珍しいみかんです。

 

「夏みかん」と呼ばれることが多いみかんですが、正式名称は「夏橙・夏代々(ナツダイダイ)」です。

前年になった実を収穫しないでおくと、同じ木に前年と今年の両方の実が付いた状態になることから、代々続くという意味で「夏代々」と名付けられました。

 

夏みかんの特徴

夏みかんは晩秋には黄色く色づきますが、まだ酸味が強すぎて食べられません。

冬まで待って収穫し、貯蔵しながら酸味を抜くか、春先から初夏まで木で完熟させることで酸が抜けて食べられるようになります。

 

果実の重さは400~500gほどで、皮はゴツゴツしていて厚みがあり、じょうのう(薄皮)も厚く、そのままでは食べられません。オレンジがかった黄色で、皮が厚く凸凹が特徴です。

果汁は多く、果肉のぷちぷちとした食感が楽しめます。

 

香りがよくそこそこの甘味もありますが、酸味が強いのでお菓子の材料としても使われています。

甘夏とは

甘夏 夏みかん 違い

春頃にかけて、スイーツ、ジャムなどの加工品やそのままでも食べられることが多い甘夏。

甘夏は夏みかんと何が違うのでしょうか?

 

甘夏は昭和10年ごろ大分県で普通に夏みかんとして栽培されている木から発見された突然変異の蜜柑。夏みかんより早く色が変わり酸が抜ける品種。

 

流通する時期は2月から6月下旬で、夏みかんより早めに出回ります。

 

夏みかんよりも酸味が少ないことから「甘夏」と呼ばれていますが、正式名称は「川野夏橙(カワノナツダイダイ)」です。

 

甘夏の特徴

甘夏は夏みかんに比べて酸味が少なく食べやすいのが特徴。香りがよくて甘みの中に酸味があり、さわやかな甘酸っぱさが楽しめます。

夏みかんと同じく、皮はゴツゴツしていて厚みがあり、じょうのう(薄皮)も厚く、そのままでは食べられません。オレンジがかった黄色で、皮が厚く凸凹が特徴です。

甘夏は夏みかんと比較すると、少し小さくつやがあります。

 

最近では夏みかんはほとんど甘夏に替わってしまっており、酸味のより強い夏みかんはなかなか手に入りにくい状態です。

 

甘夏の独特の苦みは、爽やかな初夏の果物として根強い人気があります。

 

夏みかんと甘夏の見分け方

甘夏 夏みかん 違い

夏みかんと甘夏を見分けるポイントは2つ。

 

  1. 流通する時期

 

見た目はほぼ同じなので、2つのポイントから見分けていきます。

流通する時期の違い

夏みかんと甘夏は、木で熟成するか収穫後に低温の場所でしばらく寝かせて、酸を減らしてから出荷します。

 

甘夏は夏みかんよりも酸味が抜けるのが早いため、2月〜6月ごろと少し時期が早めです。

夏みかんは、4月〜7月の初夏に出回ります。

 

それぞれ流通する時期が少しずれているので、食べれる状態で2月3月に手に入ったものは甘夏、6月7月ごろは夏みかんとわかります。

 

夏みかんと甘夏の味の違い

甘夏はそもそも夏みかんの中の1つの品種。

夏みかんの中でも糖度が高くてそのままでも食べることができる品種が甘夏です。

 

夏みかんは酸味が強く、甘味を包み込むような酸っぱさが爽やかで夏を感じさせてくれます。

甘夏は独特な苦味とスッキリとした甘味を楽しめます。

 

夏みかんの酸味は料理やお菓子のアクセントとして使われることが多く、そのまま生食することは少ないく、生食で楽しみたい場合は夏みかんより甘味が強い甘夏を選ぶ場合が多いです。

まとめ

夏みかんと甘夏は見た目は似ていますが、流通期間や味などで少しずつ特徴が違います。

 

流通期間

甘夏:2月〜6月

夏みかん:4月〜7月

 

味の違い

夏みかん:酸味が強い

甘夏:夏みかんよりも甘味が強い

 

どちらも爽やかな酸味があり、お菓子作りや料理には夏みかん、生食には甘夏といった用途によって使い分けるのも楽しそうですね。

 

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