伊予柑(いよかん)の旬はいつ?おいしい果実の見分け方や栄養素、保存方法を解説!

寒い季節になると、スーパーに並び始める柑橘類。


柑橘類といっても、さまざまな種類がありますが、その中でも伊予柑は、温州みかんに次いで2番目に生産量が多く、日本人には馴染みのある果物です。


普段なんとな~く食べているけれど、他の柑橘類との違いを意識したことはあまりないですよね。


今回は、

・伊予柑の特徴

・旬の時期や栄養素

・主な品種

・保存方法と食べ方

など伊予柑の基礎知識を詳しく解説していきます!





伊予柑の特徴


艶のある皮に濃い橙色が特徴の伊予柑。見た目は、特大みかんのような柑橘類です。


果重1個当たりの重さは、約220g~約280g。たまに種が入っていることもありますが、果肉は柔らかく、ジューシーでみずみずしい味わいが特徴です。


伊予柑は、日本で生まれた果実とされており、人工的に交配された種ではなく、みかん類とオレンジ類が偶然に自然交配されたものと考えられています。


伊予柑の「伊予」は、伊予の国、つまり愛媛県のことを指します。


現在は、愛媛県での生産が全体の90%以上となっており、日本最大の生産地です。


そのため、愛媛県で発見された果物と思われがちですが、伊予柑の発祥は、実は山口県萩市なのです。


当初は、発見された地名から「穴間(あなど)みかん」と呼ばれていましたが、愛媛県に持ち込まれたことをきっかけに「伊予蜜柑」と呼ばれるようになりました。


しかし、温州みかんと混同されてしまったことから「伊予柑」という名前に落ち着きました。


伊予柑の旬の時期はいつ?

伊予柑の収穫時期は、1月~3月、2月が収穫のピークを迎えます。


地方によっては、11月頃から収穫されるところもあるようです。


通常、果物はもぎたてや収穫直後がおいしいというイメージがありますが、収穫したての伊予柑は、酸味が強いので、収穫後、熟成させてから出回るものもあります。


おいしい伊予柑を選ぶポイントは、ヘタの部分が小さく、皮にハリと艶があり、濃い橙色のものを選ぶといいでしょう。


また、手にとったとき、外皮と果実部分に隙間がなく、ずっしりと重いものを選びましょう。

伊予柑の主な品種

伊予柑にも、いくつか種類があります。ここでは、主な4つの種類について説明します。


普通伊予柑

明治時代から栽培されている「普通伊予柑」

どの品種も、普通伊予柑から枝変わりしたものなのになります。

勝山伊予柑

通常の伊予柑より早めに出荷される早生系品種で、出回り期は12月~1月中旬ごろ。 昭和51年に愛媛県松山市の樋口氏の果樹園で宮内伊予柑の枝変わり種として発見され、昭和62年に勝山伊予柑として登録されました。 大玉で種が少なく、比較的皮も薄いので、食べやすいのが特徴です。果皮はなめらかで形の美しい品種となります。

宮内伊予柑より10日ほど早く色づき、酸が抜けるもの早いため、12月ごろから食べ始めることができます。


宮内伊予柑

勝山伊予柑の次に出回り始めるのが、「宮内伊予柑」。勝山伊予柑と同じく、松山市の果樹園で発見されました。皮の色が濃く、果実の量が多いのが特徴です。宮内伊予柑の中でも、ゆっくりと貯蔵熟成させ、収穫後センサー選果をし、糖度11.5度以上のものを「弥生紅(やよいべに)」というブランド種になります。


大谷伊予柑

果皮が非常になめらかなのが特徴で、他の品種と見分けやすいのが特徴です。

酸味が少なく、糖度が高いですが、伊予柑独特の香りが少ない品種になります。

伊予柑に含まれる主な栄養素

柑橘類とだけあって、ビタミンCが豊富に含まれており、風邪予防に大きな効果があります。


体内の酸性物質を軽減する効果のあるクエン酸も含まれているため、運動後の疲労回復にもおすすめの果物です。


また、皮には、リモネン、ナリンギン、へスぺリジンなどの精油が含まれており、毛細血管の壁を強くし、高血圧の予防に有効とされています。


伊予柑の保存方法と食べ方

乾燥を防ぐため、直射日光は避け、風通しのいい涼しい場所で保存しましょう。


冷蔵庫で保存する場合、袋に入れて野菜室で保存するのがおすすめです。


伊予柑の皮を剥く際は、ヘタと逆のお尻の方から手を使って剥くことができます。


外皮を剥いたら、薄皮も剥いて、果実だけにして食べます。


伊予柑に限らず柑橘類は、生で食べることが多いですが、ジュースやゼリーなど、ひと手間加えた食べ方もおすすめです。


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