甘夏のおすすめの食べ方3選と甘夏の栄養素・健康効果を解説

甘酸っぱい味が特徴の甘夏。
瑞々しくてとても美味しいですよね。


実は、甘夏にはたくさんの健康に良い成分が含まれていることをご存知でしたか?

柑橘類で豊富に含まれているビタミンC・クエン酸はもちろん、他にも様々な栄養素が含まれています。


今回の記事では、そんな甘夏の栄養素と健康効果を紹介していきます。


また、記事の後半では、栄養満点な甘夏の美味しい食べ方をお伝えしますね。


では、内容へ。


甘夏とは


甘夏はミカン科ミカン属に分類される、柑橘類の一種です。
正式名称はカワノナツダイダイとなっています。


甘夏の果実は糖度が非常に高く、生食でも加工品でも食べることが可能です。


生産量は鹿児島県で第一位で、次いで熊本県・愛媛県が続きます(平成26年度のデータより)。

ここから、甘夏は国内でも温暖な気候域で栽培されていることが分かりますね。

甘夏の旬な時期


甘夏は1月~3月上旬に収穫されます。


収穫された甘夏はそのままでは出荷できません。

なぜなら、倉庫などで長期間保存することで、


・酸が抜ける

・実が熟成する


このようなことから、果実が美味しくなるからです。


ゆえに、甘夏の流通時期は3月~6月となっています。

その中でも、特に甘夏が美味しいとされる旬な時期は3月下旬~5月です。


この時期の甘夏は特に甘味が強く、非常に美味となっています。


甘夏の栄養組成表


【甘夏 砂じょう 生 100gあたり】


エネルギー:40kcak

水分:88.6g

タンパク質:0.9g

炭水化物:10.0g

脂質:0.1g

カリウム:190mg

カルシウム:16mg

鉄:0.2g

ビタミンB1:0.08g

ビタミンB2:0.03g

ナイアシン当量:0.4g

ビタミンB6:0.05g

パントテン酸:0.29g

ビタミンC:38mg

食物繊維総量:1.2g


(出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂))


以上が、甘夏の栄養組成表です。


上記より、甘夏100gにおいて、


・水分 88.6g

・炭水化物 10g


ということから、甘夏の大部分が水もしくは炭水化物ということが分かりますね。


しかし、甘夏には他にもたくさんの健康に良い成分が含まれているんです。

次章では、甘夏の注目すべき栄養素と健康効果について紹介します。


甘夏の注目すべき栄養素と健康効果5選


①ビタミンC


甘夏には100g当たり38mgのビタミンCが含まれています。


ビタミンCはお肌にとても良い成分として有名ですよね。

なぜなら、ビタミンCには、


・日焼けを防ぐ

・コラーゲンの生成


などの効果があるからです。

お肌のしみやしわ、張りなどにお悩みの方は、甘夏を食べることをおすすめします。


他にも、ビタミンCには抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、活性酸素によって起こる酸化を防ぐことで、身体の老化防止をしてくれる体内反応のことです。


ビタミンCはお肌のケアだけではなく、がんや動脈硬化の予防にも効果的となっています。


②クエン酸


甘夏には豊富なクエン酸が含まれています。


クエン酸は、柑橘類に多く含まれる栄養素の1つです。

クエン酸が多く含まれていることから、レモンや甘夏などの柑橘類は独特の酸っぱさが生み出されているのです。


クエン酸は、酸っぱいだけではなく、いくつかの健康に良い効果があります。

その代表的なものが、疲労回復効果です。


クエン酸は、激しい運動時や疲れた時に溜まる疲労物質・乳酸を分解してくれます。


他にも、クエン酸には、


・美容効果

・ミネラルの吸収をサポート

・低血圧や動脈硬化を防ぐ

・血液をサラサラにする


などの効果があります。






③ビタミンB1


甘夏には100g当たり80mgのビタミンB1が含まれています。


ビタミンB1の1日の摂取推奨量は、30~49歳の方の場合、


男性 → 1.4mg

女性 → 1.1mg


となっています。

ゆえに、甘夏を100g食べると、1日に必要なビタミンB1を摂取することが可能です。


ビタミンB1は体内のエネルギー代謝の補酵素として働きます。

その中でも、ビタミンB1は糖質代謝において欠かせない栄養素です。


他にも、ビタミンB1には、


・皮膚や粘膜の健康維持

・脳神経系の正常な働きを維持


などの効果もあります。

④ヘスペリジン


 

ヘスペリジンとは、ポリフェノールの1種です。

ヘスペリジンは、甘夏の中でも、特に皮の部分に豊富に含まれています。


ヘスペリジンは末梢血管を拡張させる効果があります。

そのため、


・冷え性の改善

・血液循環の改善


などの効果があります。


ちなみに、ヘスペリジンは肌からも摂取することも可能です。

そのため、ゆず湯のように、甘夏をお湯に入れることで、ヘスペリジンを摂取してみることもおすすめとなっています。


他にも、ヘスペリジンには、


・抗酸化作用

・コレステロール値を下げる

・アレルギー反応の抑制


などの効果があります。


⑤食物繊維


甘夏には100g当たり1.2gの食物繊維が含まれています。


食物繊維には、


・水溶性食物繊維

・不溶性食物繊維


の2種類があり、甘夏に特に多く含まれるのは、水溶性食物繊維です。


水溶性食物繊維は、文字通り水に溶け、体内でゼリー状になります。

よって、


・小腸での栄養素の吸収速度を緩やかにする

・食後の血糖値の上昇を防ぐ

・コレステロール値を下げる


などの働きがあります。


甘夏のおすすめの食べ方3選


甘夏にはたくさんの身体に良い栄養素が含まれています。


本章では、そんな健康食品・甘夏の食べ方を3つ紹介していきたいと思います。


①皮を剥いて食べる


甘夏の一番スタンダードな食べ方は、皮を剥いて食べる方法ですよね。


しかし、甘夏はミカンのように手で皮を剥いて食べることはできません。

甘夏の皮は非常に厚いため、ナイフで皮を剥きましょう。


ナイフで甘夏の皮を剥く際は、まず甘夏の上下を切り落とし、その後側面の皮をナイフで剥いていくと、上手に甘夏を取り出すことができます。


②ピール


2つ目のおすすめな方法がピールです。


前章でも紹介したように、甘夏の皮には、


・ヘスペリジン

・食物繊維


などの栄養素が豊富なため、捨てるのが非常にもったいないです。

したがって、余った皮でピールを作ることで、余すことなく甘夏を楽しむことができます。


【甘夏のピールの作り方】

①甘夏の皮をむき、水洗いをする

②鍋にたっぷりの水を入れて、沸騰したお湯で15分煮る

③鍋の中の皮をざるに入れ、冷水で冷ます

④②→③をあと2回繰り返す

⑤④で完成したものを1晩冷水に寝かせる

 翌日もう一度水を入れ替え、もう一晩寝かせる。

⑥皮の水気を絞り、皮の重さの80%の砂糖と一緒に鍋に入れ、蓋をして30分間煮る

⑦水分が蒸発し、ワタの部分がほぼ透明になったら、蓋を取り、再度に詰める

⑧網の上に皮を乗せて、3日程度乾燥させる

⑨5mm程度の幅に千切りする

⑩グラニュー糖をまぶせる


③ジャム


3つ目のおすすめな方法がジャムです。

ジャムでは、甘夏の果実と皮の両方を楽しむことができます。


現在、野菜.comオンラインショップでは、甘夏のジャムを販売中です。


本商品は、瀬戸内海に浮かぶ大三島で、無農薬で育てられた甘夏のみを使用しています。
また、


・香料

・着色料

・ペクチン


が無添加のため、お子様でも安心して召し上がることができます。

【栽培期間中農薬不使用】甘夏ジャム【2個セット】


>>甘夏ジャムはこちらから


まとめ


甘夏には様々な身体に良い栄養素が含まれており、とてもおすすめのフルーツです。


特に、


・最近お肌の調子が悪い

・疲れが溜まっている

・冷え性で困っている


こんな方におすすめとなっています。


野菜.comオンラインショップには、甘夏ジャムの他にも、甘夏ジュースを販売しています。


【栽培期間中農薬不使用】甘夏 ジュース 果汁100% 1000ml


本商品は、スッキリした甘味とほのかな酸味が特徴の甘夏をそのまま絞ったストレートジュースです。


無香料・無着色となっており、安心して召し上がることができます。

ぜひ、一度ご賞味ください。


>>甘夏果汁100%ジュースはこちらから


古い投稿 新しい投稿