はっさくの旬な時期とは?はっさくの栄養素と健康効果を解説

 

ほろ苦い中に上品な甘味と酸味を兼ね備えている、はっさく。

国内でも、人気な柑橘類の一種ですよね。

今回の記事では、はっさくの


・旬な時期

・栄養素

・健康効果

・皮ごと食べれる方法


を紹介していきます。


はっさくとは


はっさくはミカン科ミカン属に分類されており、原産は日本です。


柑橘類の中でも皮が厚く、果実内の袋の部分(じょうのう)を剝いてから食べなくてはいけません。


はっさくの食感は”サックリ”としており、適度な甘さと酸味が特徴的ですよね。

また、はっさくには独特の苦味もあり、大人向けの果物と言えるでしょう。


はっさくの旬な時期とは


はっさくは主に12月~2月中旬に収穫されます。

収穫後、はっさくは果実内の酸味を抜くために、1ヵ月~2ヵ月貯蔵されます。


したがって、国内にはっさくが出回る時期は1月~4月と言えるでしょう。

この中でも、特にはっさくが美味しいとされる旬な時期は2月~3月です。


ちなみに、はっさくは漢字で書くと”八朔”であることをご存知でしたか?

実は、この”八朔”という言葉は8月1日を差しているのです。


「どうして冬が旬なはっさくは8月1日が由来なんだろう?」


と思われた方もいるでしょうが、はっさくの名前の由来は旧暦の8月1日となっています。

ここから、はっさくの名称が決まった時の8月1日は、冬だったことが予測できますね。


はっさくの栄養組成表


【はっさく 可食部 100gあたり】


エネルギー:47kcak

水分:87.2g

タンパク質:0.8g

炭水化物:11.5g

脂質:0.1g

カリウム:180mg

カルシウム:13mg

鉄:0.1g

ビタミンB1:0.06g

ビタミンB2:0.03g

ナイアシン当量:0.3g

ビタミンB6:0.07g

パントテン酸:0.3g

ビタミンC:40mg

食物繊維総量:1.5g


(出典:日本食品標準成分表2020年(八訂))


以上が、はっさくの栄養組成表です。


上記から分かるように、他の柑橘類同様に、はっさくには豊富なビタミン類が含まれてます。

また、はっさくの特徴として、炭水化物11.5gと甘味が強い果物であることが分かりますね。


次章では、はっさくの注目すべき栄養素と健康効果を紹介します。


はっさくの注目すべき栄養素と健康効果5選


①ビタミンC


はっさくには100g当たり40mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCは、主に


・体内組織の老化を防ぐ

・抗酸化作用

・日焼けを防ぐ

・コラーゲンの生成


などの効果があります。

このようなことから、ビタミンCはお肌にとても良いと考えられています。


また、ビタミンCは、熱や光によって酸化されるという特徴があります。

ゆえに、ビタミンCを効率よく摂取したい方は、はっさくをそのまま食べるようにしましょう。


②クエン酸


クエン酸は柑橘類で豊富に含まれている栄養素の1つです。

実は、柑橘類独特の酸味は、このクエン酸が由来なのです。


クエン酸はスポーツ・健康業界で大変注目されており、クエン酸のサプリメントなども販売されています。


この要因こそが、クエン酸の疲労回復効果です。

クエン酸は、激しい運動時・疲れた時に溜まってしまう乳酸を、細胞内でで分解してくれます。


他にも、クエン酸には


・美容作用

・ミネラル吸収をサポート


の効果があります。

③カリウム


はっさくには100g当たり180mgのカリウムが含まれています。


カリウムはミネラルの一種で、身体に欠かせない栄養素です。


カリウムには、血圧を下げくれる効果があります。

なぜなら、カリウムは血圧上昇の原因であるナトリウムを体外へ排出してくれるからです。


他にも、カリウムには、


・老廃物の排出

・筋肉や心筋の活動を正常に保つ

・便秘の改善


などの効果もあります。


④ナリンギン


はっさくには豊富なナリンギンが含まれています。

また、ナリンギンは特に皮の部分に多く含まれています。


はっさく特有の苦味は、このナリンギンによるものです。


ナリンギンには食欲抑制作用や抗酸化作用があり、ダイエット効果が期待できます。


他にも、


・血流改善

・抗酸化作用

・アレルギー作用の抑制


などの効果があり、ナリンギンは日常的に摂取したい栄養素となっています。


⑤ヘスペリジン


ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、はっさくでは皮と実の間の白い部分に含まれています。


ヘスペリジンには末梢血管を強化する働きがあるため、


・血圧低下

・血流の改善


などが、はっさくの効果として期待可能です。


その他にも、ヘスペリジンには、


・抗酸化作用

・コレステロール値を下げる

・アレルギー反応の抑制


などの効果があります。


はっさくを皮ごと摂取できる方法3選


はっさくの皮→ナリンギン

はっさくの皮とも実の間の白い部分→ヘスペリジン

先ほどの章で紹介したように、はっさくには果肉以外にも豊富な栄養素が含まれています。


ここでははっさくの栄養を効率よく摂取できる、はっさくを皮ごと使ったレシピを3つ紹介していきます。


①マーマレードジャム


1つ目のおすすめなはっさくが皮ごと食べられる方法は”マーマレードジャム”です。


果肉・皮を両方使うことで、はっさく本来の甘酸っぱさとほろ苦さを楽しむことができます。


【はっさくマーマレードジャムの作り方】

①はっさくの皮をむき、皮を千切りにする

②実から薄皮と種を取り除く

③水と①を鍋に入れ、沸騰してから1分程度煮る→冷水に入れる

 これを3回繰り返す

④鍋に水を切った2, 3, グラニュー糖を入れ中火で煮る

⑤つやととろみが付くまで約30分煮る

⑥冷めたら、瓶に入れて保存


②ピール


2つ目のおすすめなはっさくが皮ごと食べられる方法は”ピール”です。


マーマレードとは異なり、ピールでははっさくの皮だけを使います。


【はっさくピールの作り方】

①はっさくの皮をむき、皮を千切りする

②鍋に水を入れて沸騰させ、①を5分煮る→水気を切る

 これを3回繰り返す

③鍋に水200cc, グラニュー糖適量, 皮を入れ、中火で煮立てる

 煮汁が少なくなるまで煮る

④クッキングシートを敷いた天板に④を並べ、オーブンで100℃で10分焼く

 乾燥した状態の皮にグラニュー糖をまぶす


③ドライフルーツ


3つ目のおすすめな方法は”ドライフルーツ”です。


ドライフルーツは1年中入手できることから、とてもお手軽にはっさくを食べることができます。


現在、野菜.comオンラインショップでは、はっさくのドライフルーツを販売しており、本商品は、


・砂糖

・酸化防止剤

・漂白剤


を一切使用していません。


安心安全なドライフルーツなので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。


【有機JAS認証果実使用】ドライフルーツ はっさく


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まとめ


はっさくには様々な健康にいい栄養素が含まれており、とてもおすすめのフルーツです。


特に、


・お肌をキレイにしたい方

・最近疲れている方

・高血圧の方


このような方におすすめのフルーツです。


野菜.comオンラインショップでは、ドライフルーツの他にもはっさくの100%果汁ジュースを販売しています。


【有機JAS認証】はっさくジュース 果汁100% 1000ml


本商品は、瀬戸内海に浮かぶ島で、海風を浴びながら無農薬で育てられたはっさくを使用しています。


また、


・無香料, 無着色

・保存料, 甘味料無使用


のため、お子様でも安心して召し上がることができます。

ぜひ、一度ご賞味ください。


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